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高速バスを快適に乗りこなす6つの方法とは

 

高速バスを快適に乗るため心得

僕は格安で遠距離の移動ができる夜行バスが好きです。旅行で遠出したい時や、故郷へ帰省したい時にとても重宝します。バスのグレードにもよりますが、安価なチケットを選べば、東京大阪間をわずか3,000円程で移動できちゃうのも魅力の1つです。あとは深夜の高速道路を走る行為そのものに、ちょっとした非日常感や冒険感を味わえるのが大好きですね。

ただし、夜行バスは乗り方を間違えると、長期間の苦痛を味わうことにもなりかねない危険な乗り物でもあります。ここでは、夜行バスを快適に乗るためのコツや、注意点を諸々紹介しましょう。両手両足の指の数よりも多く夜行バスに乗ってきた自分だからこそ書ける、ポイント紹介です。

 

①、通路側では無く「窓際の席」を確保しよう

高速バスに多い横4列のシートは、真ん中の通路に隣接した「通路側の席」と、バスの窓に隣接した「窓際の席」の2種類が存在します。ここで通路側の席に座ってしまうと、高速道路から見える景色を楽しむことが難しくなるほか、休憩時間に窓際の客が外に出るたびに起こされてしまいます。この時点で、旅の楽しさは半減してしまうと言っても過言じゃないでしょう。そのため、誰にも邪魔されることなく、眠りについたり景色を堪能したりするためには、通路側では無く窓際の席を確保することが重要となります。

ですが、基本的に高速バスの席順は予約した時にランダムで決まります。バスに乗り込む際に、搭乗口に貼ってある表を見て、指定の場所に座るシステムです。そこで、窓際の席を確保したい人は、夜行バスを予約する際に、応募フォームや窓口で窓際の席を希望しているということをスタッフに伝えましょう。希望をくみ取ってくれるので、高い確率で窓際の席を確保することができます。

また、値段こそ高くなりますが、快適な旅を得るために3列シートのバスを予約するという方法もあります。こちらは4列シートのバスよりも席の横幅が広いため、どの席になっても隣の客を気にすることなくゆったりと座ることが可能です。

 

②、バスに乗る前は胃の中をカラッポにしよう

数時間単位でバスに乗るため、途中で腹痛を引き起こすと長期間苦しむことになります。そのため、満腹状態での乗車は避け、搭乗前にしっかりトイレに行っておくのが望ましいでしょう。一応、夜行バスには途中でパーキングエリアに停車する「休憩時間」が設けられていますが、用心するに越したことはないので。あとは下痢止めや正露丸を携行しておくと安心ですね。

途中のパーキングエリアで、ちょっとしたお菓子やご当地グルメを買って楽しむのもバスの旅の楽しみですが、件の理由から食べ過ぎには注意しましょう。バスの中で熟睡したい人は、コーヒーやお茶のように、カフェインが含まれているものを避けるのが理想ですね。

 

③、寒さ対策や暑さ対策を万全にしよう

高速バスの中は、冬は暖かく夏は涼しい快適な環境です。しかし真夏や真冬などは、外気との温度差が激しくなっています。そのため、休憩時間のたびに外に出てしまうと、体調を崩してしまう可能性があります。そのため、バスの外に出る際は温度管理を徹底して、風邪などをひかないように注意しましょう。体調を崩してしまうと、旅先で楽しめるものも楽しめなくなってしまいます。

 

④、鞄は二つ用意しましょう

高速バスは、搭乗前に手持ちの荷物を専用の格納庫に収納します。基本的に目的地まで取り出す事はできないので、財布やスマホなどを収納しておくセカンドバッグを持っておくといいでしょう。小型の鞄であれば、車内にも問題無く持ち込むことができます。ただし、スマホや携帯電話は光を発するので、消灯前や休憩中を除いてバスの消灯後は使えなくなるという点には注意が必要です。

 

⑤、バスの外観とナンバーをしっかり記憶しよう

夜行バスは、道中にパーキングエリアで休憩を挟みます。帰省や旅行のシーズンともなると、同じようなバスが多く停車していることも少なくありません。そのため、休憩がてら外に出た刹那、自分がどのバスに乗っていたら解らなくなる可能性があります。このような事態を回避するためにも、駐車場のどのあたりにバスが停車したのかを把握しておきましょう。外観やナンバーをしっかり憶えておくことで、しっかりと自分のバスを見つけることができます。

 

⑥、お盆と正月は到着が遅れることを想定しておこう

お盆と正月シーズンは、とくに高速道路が混雑するため、深夜の移動でも時間通りに到着する可能性は低くなります。時には数時間単位で遅れることもあるため、旅の予定を立てる際には注意が必要です。渋滞にハマってしまうと、バスの旅の楽しさも半減してしまうため、混雑する時期だけは高速バスを避けて、空路や鉄道などの移動手段を用いるのも手です。

 

高速バスに乗車するポイントのまとめ

①、通路側では無く「窓際の席」を確保しよう
②、バスに乗る前は胃の中をカラッポにしよう
③、寒さ対策や暑さ対策を万全にしよう
④、鞄は二つ用意しよう
⑤、バスの外観とナンバーをしっかり記憶しよう
⑥、お盆と正月は到着が遅れることを想定しておこう

 

以上のポイントに気を付けることで、高速バスの旅行を快適にすることができます。ただし、長い時間のバスに乗車するため、ほかの移動手段よりも、体力を消耗しやすいということを留意しておきましょう。