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80年代や90年代にブームを巻き起こした健康法まとめ


人は誰しも「健康になりたい」という願望を持っています。そのため日本では、テレビや報道、有名人の口コミなどを通じて様々な「健康法」が提唱されてきました。今回は、一大ブームを巻き起こして、急速に沈静化した健康法の数々を紹介します。

 

ぶらさがり健康法

ぶら下がり健康法は、何のヘンテツも無い棒にぶらさがるだけ、というシンプルな健康法です。背筋を伸ばして筋力の向上や肩こり、腰痛の改善などの効果が見込めるとし、1980年代に日本でブームを巻き起こした歴史があります。ぶら下がるためだけに作られた器具は、日本中で販売されましたが、わずか1年たらずでブームの沈静化という憂き目に合っています。結果として、購入した器具を物干しとして使う家庭が続出しましたが、現在でも日々の健康法として取り入れている家庭も、少なからず存在します。

 

ダイエットスリッパ

ダイエットスリッパとは、かかとの部分が存在せず、履くと必然的につま先立ちになるスリッパのことです。足腰を鍛え、姿勢の悪さや血流を改善する効果があり、80年代に開発されてから現在に至るまで、販売が続けられています。ちなみに、足の裏が当たる部分にデコボコがある、いわゆる「健康サンダル」も、80年代に開発された健康器具です。こちらも、現代でも脈々と販売が続けられているロングセラー健康グッズです。

 

紅茶キノコ

紅茶キノコとは、かつて日本で大流行した発酵飲料です。砂糖を加えた紅茶(または緑茶)に酢酸菌を加え、1週間から2週間ほど発酵させて作ります。紅茶に加える粘性の強い菌の形状がキノコに見えるため、その名が付けられました。酵素やアミノ酸などの栄養素を多く含み、発酵の過程で生まれたリンゴ酢のような爽やかな酸味を味わうことができます。この紅茶キノコは、家庭でも作ることができますが、衛生管理が不十分だと雑菌が繁殖する危険を伴うため注意が必要です。

 

青汁

青汁とは、緑黄野菜の搾り汁や乾燥粉末のことを指す健康食品です。水や牛乳と一緒に摂取することで、ビタミンやカリウムなど野菜が持つ栄養素を、手軽に摂取することができます。販売当初は、あまりの飲みにくさから「マズい」という部分を全面的に押し出すという、正々堂々とした販促活動が行われました。現在は改良が進められ、大麦若葉や蜂蜜などを加えた、飲みやすい青汁が販売されています。

 

こんにゃく・寒天ダイエット

こんにゃくは、説明が不要なほど認知されていますが、昔からダイエットを試みる人に高い人気を誇る加工食品です。成分の95%以上が水分で構成され、カロリーが低く、食物繊維が豊富というダイエット向きの特性を備えています。ブームになったのは80年代頃からですが、食べ飽きないように様々な調理法が生み出されてきました。ブームが落ち着いた90年代からは、似た特徴を備えた寒天ブームが到来しますが、こんにゃくと同様に、多彩な寒天レシピが考案されています。