「資格手当」とはどういう制度?

 

毎月給料と一緒に支払われる資格手当

資格とは、「一定の能力やスキルを有している」ことを証明するものです。業務に役立つ資格を有している社員が多ければ、それだけ企業の価値も向上します。したがって、資格を持っている社員に対しては、月々の給料に上乗せされる形で「資格手当」という報酬が支払われます。手当の対象となる資格や、具体的な報酬額は企業によって異なりますが、就職や転職の際の募集要項に記載されていることが多いため、企業選びの参考にするといいでしょう。対象資格を有している人材であれば、それだけ企業からの評価にも繋がりやすくなります。

 

資格試験の合格時に支給される合格報奨金

資格手当の中には、企業が指定する資格を取得することで支払われる「合格報奨金」というものも存在します。こちらも、対象となる資格や報酬額は企業によって異なりますが、仕事に役立つスキルと金銭的な報酬を同時に得られるというメリットがあります。この合格報奨金は、資格の合格時にのみ報酬を得ることができますが、これに加えて毎月の給料に資格手当を上乗せするという企業も少なくありません。

 

資格を安く取得できる教育訓練給付金

雇用保険の制度の中には、資格取得に掛かったお金を補助してくれる「教育訓練給付金」という制度が存在します。一定条件を満たす被保険者が、厚生労働大臣の指定する資格講座で資格を取得することで、資格の取得に掛かった費用の20%相当のお金を受け取ることができるという制度です。先に挙げた資格手当や合格報奨金と併用することで、金銭的なメリットもより大きくなります。

また会社の福利厚生制度として、資格取得に掛かったお金を補助してくれる企業も存在します。働きながらスキルアップを狙いたいという人は、これらのサポートが充実している企業へ就職や転職をするのも、賢い方法でしょう。

 

企業によって資格の評価は大きく異なる点に注意

繰り返しになりますが、資格手当の対象となる資格や、支払われる金額は、企業によって大きく異なります。加えて、永劫に資格手当が支払われることは少なく、企業の業績によってはコスト削減の観点から、資格手当が減額や廃止となることもあります。そのため、資格手当だけで就職や転職先を選ばず、企業の将来性なども考慮して企業選びを行うほうがいいでしょう。また、資格手当が存在する企業でも、資格取得の労力に見合わない金額であるならば、無理をしてなで資格取得を狙う必要はありません。