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「ジャパネットたかた」から学ぶ上手な伝え方とは

あのどうしても耳に入ってくるジャパネットたかたの高田氏の声

誰の耳にも入ってくるトーンだというジャパネットたかたの高田市、ジャパネットたかたの創業者で、現在はテレビショッピングから引退された方です。
しかしこのジャパネットたかたという企業は、通販事業を大きく変えたといってもいい位で、革新的なビジネスを展開し、長崎から全国区へと一気に上り詰めてきました。

現在、通販で商品を購入する時、分割でも利息が付かない払い方ができるとか、送料無料になるとか、必要な商品が安く、それも今トレンドの商品が手に入るなどから、ジャパネットたかたの信用度は非常に高く、ここでお買い物をされる方のほとんどがリピーターとなっています。
どうしてこのように高い人気を誇る企業に成長させることが出来たのか、ジャパネットたかたから学ぶことはたくさんあります。

ジャパネットたかた「伝わる」ために行う事

ジャパネットたかたでは、商品の情報を伝えるのではなく、「伝わる」事が大切としています。
ビジネスの世界だけではなく、さまざまな世界でトラブルが起こったり、何かの対立が起る時にはたいてい、相手にいずれの気持ちが伝わっていないからだと考えられます。

では伝わるコミュニケーションをとるためには何が必要なのかというと、その極意は7つに絞る事が出来るとしています。
起承転結の順序は変えてもいい、わずかな「間」のを意図的に作る、伝えたいことを絞る(最初の1分間が勝負

、目で伝える・体で伝える、伝える相手を意識する、わかりやすく伝える、面白く伝える、この7つに集約されるといいます。

こうでなくてはならないと思わない

起承転結についてですが、通常、人に物事を伝える時また手紙を書く時には起承転結をしっかりしないといけないと教わりました。
しかし相手に伝わるという事を考えると、起承転結でも何でもなく、とにかく言葉が印象的に相手の脳に入る、伝わる事が重要です。
そのため、ジャパネットたかたでは起承転結ではなく、順番に関係なくしっかり伝わるという事を主軸にしているのです。

これはその他の事にもつながっていて、相手の事を考える場合、この商品が欲しいと思う人の事を考えると、このいい方の方がいいな、結論を先に持っていく方がインパクトもあるなと考えることができます。
また身振り手振りで伝える方が、より一層伝わる事もある、逆に、静かに商品を説明する方が説得力もでる事もある、商品や伝える相手によって手法を色々と帰る事で、伝わるという事を意識したビジネスができるという事です。
革新的な商売を行ってきたというイメージが非常に大きなジャパネットたかたですが、実は、対人の事をよく考え、相手の立場にたって商品をより印象的に知ってもらいたいという気持ちがあるからこそ、人気のある通販となっているのだと感じます。