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  3. 「ITエンジニア」に分類される職業とは?

「ITエンジニア」に分類される職業とは?


高度な情報化社会においては、ビジネスにおいても、ITの専門知識や技術に長けた「ITエンジニア」の存在が不可欠です。ただし、ひと口に「ITエンジニア」と言ってもその職種は様々で、企業によっては職種の定義や業務内容などが大きく異なります。

 

グロースハッカー

グロースハッカーとは、トライアンドエラーを繰り返しながら、自社の商品やWebサービスなどを成長させるプロフェッショナルです。ツイッターやFacebookのように、短期間で急成長を遂げたWebサービスなどは、水面下でグロースハッカーが活躍しています。成長させたいものをどのようにしてユーザーに認知させるかを考え、実行に移すことがグロースハッカーの主な役目ですが、時には企業の経営者や開発者とも協議を重ねることもあります。職域が広いぶん、IT技術やマーケティング、コミュニケーションスキルなど、グロースハッカーには多才な能力が求められます。

 

ITコンサルタント

ITコンサルタントとは、情報技術を経営戦略に活用する専門家です。主に、企業の経営における問題点や課題を抽出し、それを解決するシステムの導入や開発を担うという役目を持っています。ITコンサルタントのなかでも、システムの開発やテストを担うアナリストや、全体を総括するマネージャーのように、役職を細分化しているケースも存在します。システムの開発を担うという点では、ITエンジニアはシステムエンジニア(SE)と似通っている部分もありますが、システムエンジニアは企業の経営にまで携わることが少ないという違いが存在します。

 

データサイエンティスト

データサイエンティストとは、その名の通り、データ収集と分析における専門家です。業務システムやSNS、Webサイトのアンケートなどを駆使して集めたデータを分析して、新ビジネスの開発や企業経営における問題解決などを行います。膨大なデータの中から収集した情報の整理整頓をしたり、漏洩を防ぐために厳重に管理することも、データサイエンティストの大きな役目です。ITのスキルはもちろんのこと、数学や統計解析に関する高度な知識なども求められる職業です。

 

上記のいずれも、就職や転職に必須となる資格が存在せず、IT業界で経験を積んだ人が優遇される職業です。ただし、ITのテクノロジーは日進月歩で革新が進んでいます。そのため、さらなるキャリアアップを目指す場合は、日々の学習と情報収集が何よりも必須となるでしょう。