絶滅の危機に瀕している陸の生き物

 

アルマジロ

南米大陸に住み、身体を丸める姿が印象的なアルマジロも、絶滅の危機に瀕している動物の一つです。個体数が減少している主な理由は、バイオエタノールの原料となるサトウキビやトウモロコシ畑の拡大に伴い、アルマジロの住み家が減少しているということが挙げられます。時には銃弾さえも跳ね返すほど強靭な皮膚を持つアルマジロと言えども、住み家を失っては繁殖ができないのです。ちなみにアルマジロという名前は「武装」を意味する「アーマード」が由来となっています。

 

レッサーパンダ

二足歩行する姿が有名となり、一躍知名度が上昇したレッサーパンダも、野生の個体数が著しく減少している動物です。住み家となる森や、主食となるササが減っていることが、絶滅の主な理由とされています。ササを食べることからレッサーパンダもパンダの仲間とされてきましたが、現在は別の種類の動物であると考えられています。

 

サイ

力強いツノが象徴的なサイには、クロサイやインドサイ、スマトラサイなどの豊富な種類が存在します。しかし、いずれのサイも絶滅に瀕すほど数が減少しているのが現状です。その理由は、象徴とも言えるツノが漢方薬として珍重されすぎているという点に尽きます。時には金やプラチナの倍以上の価値で取引されることもあり、密猟者によって乱獲されるケースが後を絶ちません。

 

ラクダ

過酷な環境に耐えられる適応力を持ち、家畜として飼育されているラクダは、じつに数百万頭に及びます。ですが、野生のラクダとなれば話は別で、飼育されているラクダの1000分の1程度の数しか存在しないとされています。こちらも、密猟者によって狙われるケースが多いというほかに、家畜のラクダの増加に伴うエサの減少などが主な理由とされています。

 

クマ

ツキノワグマやヒグマなど、日本の山や森林には古来からクマが生息していましたが、近年ではその個体数が減少しています。住み家となる山や森でエサが不足すれば、クマは食べ物を求めて人里に降りてきますが、危険なので退治されてしまいます。そういった仕方ない形の狩猟が続いたため、採食や繁殖ができずに個体数を減らしているのです。また、古来から熊は食用や剥製、薬の材料として珍重されてきたため、狩猟が増えすぎたことも、絶滅に拍車をかけています。