恐怖!花粉症を引きおこす植物はスギだけじゃない!

花粉症を引き起こす草木は無数に存在する!

冬の寒さも和らぎ温かくなってくると、花粉症の人にとっては憂鬱です。そのため僕と同じように、はやくスギ花粉の季節が終わらないかなぁと、毎年のように悩ましい日々を送っている人も多いことでしょう。

しかし、花粉症の元凶ともいえるスギの木以外にも、残念なことに花粉症を引き起こす草木は数多く存在するのです。スギ花粉が飛散するシーズンでは無いのにクシャミや鼻水、目のかゆみが治まらない方は、スギ花粉以外の花粉症を患っている可能性があります。今日は、スギ以外で花粉症を引きおこす代表的な植物を紹介しましょう。

 

ヒノキによる花粉症

スギと同様に、高級木材として名高いヒノキも花粉症を引き起こす代表的な樹木です。このヒノキ花粉は、3月から4月にかけて飛散のピークを迎えますが、関東では若干早く、2月から飛散し始める特徴があります。加えてスギ花粉を患っている人は、ヒノキ花粉でも花粉症の症状が表れることが多いです。両方の花粉が飛び交う季節ほど、マスクや花粉カットメガネを使って、対策を怠らないようにしましょう。僕は痛いほどに痛感していますが、怠ると涙と鼻水の量が倍になります。

ヒノキは優れた耐久性と耐水性を持ち、加工も容易であることから、1000年以上も昔から最高品質の建築材料として使われてきた樹木です。しかしながら、同時に数百万単位の日本人を苦しめている元凶にもなっています。恨むべきか称賛すべきか、悩ましい樹木ですね…。

 

ブタクサによる花粉症

ブタクサはアメリカ生まれの植物ですが、今では日本やヨーロッパ、オーストラリアなど世界中に生息しています。ブタクサの花粉は9月から10月頃に飛散するため、秋頃に花粉症の症状が表れる場合は、ブタクサの花粉症を患っている可能性が高いでしょう。目のかゆみや鼻水のほか、ぜんそくの症状が表れることもあり、その点はスギやヒノキよりも厄介な植物かもしれません。唯一の救いは、花粉が飛散する距離が短く、植物に近づきさえしなければ、症状が表れることが少ないということでしょうか。

世界中に分布するブタクサだけに、その繁殖力は並大抵のモノではありません。春に芽吹いたブタクサでも、花粉を飛ばす季節になると1メートルから2メートル近くにまで成長します。ちなみに原産国であるアメリカでも、ブタクサの花粉症を患っている人は多く、世界規模で見ても「とても厄介な雑草」という認識で間違いないでしょう…。

 

ヨモギによる花粉症

草餅や天ぷらにも使われ、食用としてのイメージが強いヨモギも、花粉症を引き起こす植物として知られています。先に紹介したブタクサと同様に、ヨモギの花粉も秋にピークを迎え、花粉の飛散距離も短いという特徴があります。そのため、ヨモギ自体に近づかなければ花粉症の症状は発症しません。スギやヒノキが猛威を振るう春に比べれば、秋は多少なりとも安心できる季節でしょう。

ただし、花粉自体の飛散距離は短くとも、ヨモギは道路脇や公園など、日常的に利用する場所に繁殖しているという点に変わりはありません。近づかないようにするのが難しい場合は、マスクやゴーグルで花粉そのものをガードするのが一番ですね。

 

イネによる花粉症

日本の食卓には欠かせないお米が採れる植物こと稲も、意外なことに花粉症を引き起こします。この稲は、花粉による実害はほとんど無く、収穫時にもみ殻から飛散する粉塵によって、アレルギーを発症させるのが最大の特徴です。

そのため、脱穀や収穫に携わる人でもなければ警戒しなくてもよいのでは?と思いがちですが、ややこしいことに『イネ科の植物』に関しては、しっかりと花粉症を引き起こす花粉を飛ばします。そのため、ムギやススキ、カモガヤなどのイネ科の植物に関しては、花粉を飛散させる4月から9月にかけて注意が必要です。春先の花粉症が治まらない場合は、原因はイネ科の植物である可能性が高いといえます。ちなみに、アメリカに多いのはブタクサ花粉症でしたが、ヨーロッパ圏にはこちらのイネ花粉症を患っている人が多くなっています。

 

襲いかかる花粉にどう対処すればいい?

ものすごく残念なことに、一度花粉症が発症すると現代医学では治療することはできません。そのため、できる限り花粉から身を守る対抗策が必須になります。

 

まずは天気予報の花粉情報をチェック

花粉症はもはや国民病とも言える病気のためか、気象庁では、天気予報で花粉の量や風向きなどを知らせています。外に出る前は、しっかりと天気予報を確認して、どの程度花粉に警戒すべきかを確認したうえで外出しましょう。もちろん、不要な外出は極力避ける方が、花粉症に悩まされることも少なくなります。ピークが過ぎ去るまでは、なるべく家で過ごすのもいいかもしれません。地域によって差はありますが、花粉が一番飛散する時間帯はお昼頃、つまり午後1時から3時ぐらいがピークでも。

 

花粉を防御するアイテムを身につけよう

極端な話、身体や顔に降りかかる花粉を完全にシャットアウトすることができれば、花粉症の症状は現れません。そのため、花粉の多い季節は、帽子、マスク、ゴーグルを身につけることにくわえて、花粉が付かないようにポリエステルやナイロン素材の衣類を着るのもいいですね。昨今は、花粉除去の機能に特化したメガネやマスクが売られているので、花粉の季節用に購入を検討してもいいかもしれません。

 

花粉を家に持ち込まない

家に帰った後は、シャワーや洗顔、うがいをして身体や顔に付いている花粉を出来る限り除去しましょう。家の中に飛び交う花粉が多いと、寝ている間に症状の悪化に繋がりかねません。窓を開けっぱなしにしておくのも、花粉を自ら招いているようなものなので、こまめに閉じておくほうがいいでしょう。

 

繰り返しになりますが、花粉症を完全に治すことはできません。ですが、花粉がよく飛散する植物別のシーズンや、各種対処法を事前に学ぶことで、幾分は暮らしやすい日々を過ごすことができるでしょう。現代医学が発達すれば、花粉症の治療法も確立しそうなものですが、せめて生きているうちに花粉症に悩まされることのない春を過ごしてみたいものです。

完全に花粉から身を守ってくれる装置のようなものがあればなぁと、日々願っています。