日本で販売される「超ロングセラー食品」とは?


スーパーやコンビニに行けば数多くの食料品が販売されていますが、そんな食料品の中には、100年近く販売が続けられているような超ロングセラーの商品が存在します。ここでは、国内でもとくに長く販売が続けられている商品について、紹介をしましょう。

 

カルピス

日本で初めて「乳酸菌飲料」として認可された飲み物ことカルピスは、1919年(大正8年)に販売が開始されたロングセラーの清涼飲料水です。かつては原液を薄めて飲むのが主流でしたが、現在はあらかじめ飲みやすく調整されたカルピスウォーターが主力商品となっています。ちなみに、カルピスのラベルが水玉模様なのは、夜空の「天の川」をモチーフにしているためです。これは、カルピスが発売された日が、「七夕の日」であることに由来しています。

 

森永ミルクキャラメル

日本で発売されたキャラメルの元祖こと「森永ミルクキャラメル」は、1899年(明治32年)に発売が開始された超ロングセラー商品です。当初はブリキの缶に入れられて販売されていましたが、コストを下げるために、現在まで続く黄色い紙容器が誕生しました。

この森永のキャラメルは、特徴として表面に格子模様の溝が刻まれていますが、これはキャラメルを手で切っていたころの名残で、長さを測るために用いられていました。やがて機械生産が主流になり、格子模様が必要無くなったものの、「模様が無いと味気ない」という理由から、現在もキャラメルには格子模様の溝が付けられているのです。ちなみに、玩具付きのキャラメルとして知られる「グリコ」は、森永より後発で、1922年(大正11年)にリリースされています。

 

赤缶カレー粉

日本で初めて「カレー粉」というものを製造し、今もなお圧倒的なシェアを誇るカレー粉が、「エスビーカレー」です。1923年(大正12年)発売から変わらない赤いパッケージは、「赤缶」と呼ばれ親しまれています。小麦粉を加えてカレーライスを作る際はもちろんのこと、スープや炒め物にカレー風味をプラスしたい時にも重宝する代物です。現在は、固形のルーやレトルトのカレーなど様々な商品展開がされていますが、その原点と呼べる商品こそが、エスビーが誇る赤缶のカレー粉なのです。

 

味の素

日本における化学調味料の代名詞となっている「味の素」は、1909年(明治42年)に販売が開始されたうま味調味料です。東京帝国大学の教授である「池田菊苗」氏が、コンブのうま味が「グルタミン酸ナトリウム」であることを突き止め、これを主成分とする調味料開発に乗り出しました。グルタミン酸にカツオ節やシイタケから抽出したうま味を加え、研究の末に完成した逸品が、ロングセラー商品「味の素」です。