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2020年に入試制度はどのように変わるのか

変わる大学入試試験
大学の入試制度大きく変わろうとしています。
2020年から低所得者向け奨学金や入試制度が大きく変わります。
特に入試制度は受験生たちとっては重要。
どのようなことが変更されたのでしょうか?2020年から変更される点を深堀してみました。

一般入試

今までの一般入試では学力の要素のうち「技能・知識」、「思考力・判断力・表現力」、自分から多様な人と協働して学ぶ態度が求められました。ところが現代の日本では大きな変化が起ころうとしています。
労働力人口の大幅な減少、通信技術の急激な発達、国境のフラット化、人工知能の登場により世界が大きく変わり始めているからです。
事態を重く見た日本政府の心ある政治家は、リーダーを養成する機関である大学の入試制度を根本から変える決断をしたようです。
そのために、いままでの要素にプラスして、英語では、話す、書くが加わることに。このため英検などの検定が評価の対象となります。語学検定を6段階で統一し評価するようになります。

推薦入試

一般入試の変更に伴い推薦入試の内容も変更されます。2020年からの推薦は学校選抜型の入試に切り換え優秀な生徒をリーダー養成機関へ送り込むとのこと。
今までと大きく異なる点は、「知識・技能」「思考力・判断力・表現力」「主体性・多様性・協働性」が入試問題に上乗せして加点されることで、入学試験のための学力検査も必須になります。
高校の3年間をなんの考えなく過ごしてきた受験生には厳しいと言わざるを得ませんね。
親御さんもいままでの大学推薦入試全く通じないものと思って臨んでください。

AO入試

学力検査を貸さなかった、それぞれの大学独自のAO入試にもメスが入ることに。
20世後半までの単純労働が主だった時代からフラット化した21世紀へと世界は変化しつつあります。

そもそもAO入試とはどのような意味から名付けられているか知らない人も多いかもしれません。

AO入試の「AO」とは、Admissions Office(アドミッションズ・オフィス)の略。各学校の入学選考事務局を指します。評価の基準となるのは、学校または学部・学科が提示する「アドミッションポリシー(受け入れ方針)」に基づいた「期待する人物像」。

AO入試では大学の方針と合う人物、入学してほしい人物像であるかを評価の基準としている大学が多いでしょう。
2020年のAO入試では以下のような点が評価指標となると予測されます。

  1. 想像性があるか?
  2. 計画・目標を自分で立てられるか?
  3. 自発的に挑戦できるか?
  4. 課題の発見分析能力
  5. リーダーシップを取れる人材
  6. コミニュケーション能力ある人材

社会的に単純労働ではなく創造性のある人材が求められるようになっていますし、
学力だけでは計測できない優秀さや独自性を持つに人材を評価するという点でAO入試が無くなることはないでしょう。