「プロスポーツの審判」になるために必要な資格


プロスポーツの試合を公平にジャッジする審判員になるためには、検定試験の突破や資格の取得、一定期間以上の経験など、スポーツに応じて必要となるものは様々です。ここでは、著名なプロスポーツの審判に必要な資格について詳しく紹介します。

 

野球の審判

野球の審判には、ピッチャーの投球を判定を球審や、走塁を判定する塁審などが存在します。いずれも、日本プロ野球機構の主催する「NPBアンパイア・スクール」を受講することで、審判として働くことが可能となります。ただし、キャンプや2軍の試合、独立リーグなどで審判経験を積まなければ、プロ野球で実際に審判員として働くことはできません。プロ野球以外の、高校野球や大学野球などは、本業ではなく副業として審判を行っている人がほとんどです。1軍のオープン戦で審判を務めるためには、2軍や独立リーグの試合で、5年から7年ほどの審判経験が必要となります。

 

サッカーの審判

サッカーの審判員には、1級から4級の資格が存在します。4級は都道府県サッカー協会が主催する小規模な試合、1級はJリーグやJFLなど、級位が高いほど大きな試合で審判として働くことが可能です。まず、都道府県サッカー協会の主催する「4級審判員取得講習会」を受講することで、4級審判員となることは可能ですが、それ以上の級位は、昇級試験に合格しなければ取得することができません。

ちなみに、1級よりも優れたトップレベルの審判が審判活動に専念できるよう「PR(プロフェッショナルレフリー)」という制度も存在します。一般的な審判は、1試合ごとに報酬が発生する仕組みですが、PRになれば、日本サッカー協会と年間契約という形で働くことが可能です。

 

ラグビーのレフリー

ラグビーのレフリーはC級、B級、A2級、A1級、A級の5種類の資格が存在します。まずは、各都道府県協会が実施するルールテストや実技試験を受け、都道府県協会公認のC級レフリーになることができます。その後は、所属の都道府県協会の推薦を受け、昇級試験に挑戦することで、B級やA級にステップアップすることが可能です。A1級やA級レベルのトップレフリーになれば、国際試合のような大規模な大会で審判をすることができます。ただし、トップレフリーは昇降格の審査が毎年あるため、実績によっては降格することもあります。

 

ボートレースの審判

水上バイクの速さを競う「ボートレース」の審判員になるには、日本モーターボート競走会が実施している養成学校に入学することからスタートします。養成校で1年間養成訓練を受けたのち、検定試験を突破することで、晴れて審判員になることが可能です。

この養成学校には、ボートレースに使用するボートを検査するスペシャリスト、「ボートレース検査員」の資格を取得することもできます。どちらの資格も、競走の健全化や技術の向上を目的に、年に1度の定期訓練を受けなければなりません。